今年1月に公表された「琵琶湖西岸断層帯」の長期評価では、阪神・淡路大震災を上回る規模の地震が発生する可能性が指摘されました。
「この断層帯は過去、短い時で約1900年おき、長い時で4500年おきの間隔で活動してきたと推定されています。
そして最も新しい地震は今から約2800~2400年前に起こったと推定されています。
一番短い間隔でとれば、もういつ活動してもおかしくない時期に来ているわけです。
滋賀県彦根地方気象台では地震活動データを公開しています。
◎東海地震の30年確率88%に上昇
◎南海は10年20%程度に!
今年1月に政府の地震調査委員会は11日、国内の主な地震の発生確率を更新し、1日現在の数値を公表した。1年前と比べて東海地震は30年以内の発生確率が1ポイント増の88%に、南海地震は10年以内の発生確率が従来の「10~20%」から20%程度に、それぞれ上昇した。
東南海地震の30年以内の確率は70%程度で従来と同じ。南海地震も30年以内は60%程度で変わらない。千島海溝沿いの地震の30年以内の確率は、十勝沖が「0.3~2%」から「0.5~3%」、根室沖が「40~50%」から50%程度、択捉島沖が60%程度から「60~70%」に上がった。
阿部勝征委員長は会見で「確率が高くてもすぐ起こらない場合もあるし、低くてもすぐ起こることも多々ある。一喜一憂せず、防災について考えることが大事だ」と話した